【ピアノ発表会】曲選びのポイントとソナチネ程度のオススメ曲9選!

 

子供の頃にソナチネまでピアノを習っていて、大人になって再開された読者様も多いのではないでしょうか。

 

やっと、ピアノを弾く感覚がもどってきたので、次は発表会!

 

曲を選ぶときって、ワクワクしますよね。

 

しかし、いざ1曲を選ぶとなると、なかなか決められないものです。

 

ソナチネ程度まで弾けるのであれば、曲はかなり選べます。

 

選べるからこそ、悩みますよね。

 

聴き映えのする華やかな曲がいいのか、大人の表現で弾くしっとりした曲がいいのか・・・。

 

この記事では、発表会の曲選びのポイントや、ソナチネ程度で弾けるオススメ曲をご紹介します。

 

曲は動画でご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

・ピアノ発表会の曲選びのポイント
・ソナチネ程度のオススメ曲9選

ピアノ発表会の曲選びのポイント

 

この機会に憧れの曲にチャレンジ!

 

といいたいところですが、完成度が低いと発表会直前で逃げたくなってしまいますよ。

 

ソナチネ程度の曲とは

ナチネ程度とは、一般的に中級と考えていいでしょう。

 

  • 「ブルグミュラー25の練習曲」は終わっていて、次の曲集として「ソナチネアルバム」に進んだ
  • 併用しているのは、「ツェルニー30番」や「バッハインベンション」

 

だいたいこの辺りの曲がある程度弾ける、このレベルをソナチネ程度と考えました。

 

弾きこなせる曲を選ぶ

ピアノの発表会は何ヶ月後でしょうか。

 

例えば、半年先だった場合、この半年間で完成できる曲を選ばなければなりません。

 

「なんとなく弾けた」ではなく、「弾きこなしている」感があると、聞く側も気持ちのよいものです。

 

学生の頃と違い、大人になると仕事や家事、子育てなどに忙しく、練習時間を確保することも難しいですよね。

 

予定通りには練習時間がとれなかったということが、起きてしまうかもしれません。

 

発表会の1ヵ月前には、ほぼ完成できる曲が理想的です。

 

自分のレベルにあった曲を選ぶ

確実に弾ける曲をといっても、無難な曲を選ぶともったいないですよ。

 

発表会は、ピアノ力を伸ばせるチャンスです!

 

ソナチネ程度であれば、中級レベルの曲から選ぶといいでしょう。

 

普段は古典派中心のレッスンでも、このときばかりは別のジャンルの曲が選べるのもうれしいですよね。

 

人前で弾く曲は、いつものレッスンで弾く曲よりがんばって練習できます。

 

「簡単には弾けないけどがんばれば弾ける」くらいの曲を選ぶと、確実にピアノが上達しますよ。

 

直前で慌てないように、今から練習スケジュールをきちんとたてて、余裕をもって取り組みましょう

 

好きな曲を選ぶ

当たり前のことですが、好きな曲を選ぶとモチベーションが上がります

 

ピアノの練習は楽しいばかりではなく、練習をさぼりたくなったり、投げ出したくなることも時にはあるでしょう。

 

好きな曲を弾けるようになった自分を想像して、練習をがんばりましょう!

 

発表会に向いている曲を選ぶ

ある程度聴き映えがする曲、誰でも楽しめる曲を考えればいいでしょう。

 

一般的に発表会向けとは、例えば次のような曲です。

 

  • 誰でも知っているような有名な曲
  • 華やかな印象の曲
  • メリハリがある曲
  • 聞き心地の良い曲
  • 演奏時間が長すぎず、短かすぎない曲

 

大人の発表会の場合、華やかな見せ場がなくても、表現力で聴かせたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

 

その場合、感情を表現できるしっとりとした曲を選ぶといいかもしれませんね。

 

次に、具体的な曲を動画でご紹介します。

 

ソナチネ程度のピアノ発表会定番曲:3選

 

私の子供時代の発表会でも弾かれていた曲です。

 

時代が変わっても、素晴らしさは変わらないということですね。

 

大人は手も大きいので、ゴージャスに演奏できるのではないでしょうか。

 

「エリーゼのために」「乙女の祈り」もソナチネ程度の定番曲ですが、あまりにも有名なので、今回はご紹介を省かせていただきます。

 

ランゲ:花の歌

流れるような美しい旋律ではじまり、情熱的に、さらに華やかに転調していきます。

 

聞かせどころがたくさんあり、弾きごたえのある曲です。

 

ピアノの発表会憧れの曲ですね。

 

引用:YouTube

 

パデレフスキ:メヌエット

華やかで気品があり、発表会でも人気の曲です。

 

ピアニストの方が弾くと、とても華麗ですが、この曲もソナチネ程度でチャレンジできますよ。

 

いろいろなタイプの装飾音がでてくるので、丁寧に練習しましょう。

 

引用:YouTube

 

エステン:アルプスの夕映え

演奏映えのする曲で、晴れの舞台にぴったりです。

 

華やかでスケールが大きい曲なので、達成感があるでしょう。

 

雄大なアルプスの情景と、山々に映し出される美しい夕日をイメージして弾きましょう。

 

引用:YouTube

 

大人が選ぶソナチネ程度のピアノ発表会曲:3選

 

次に、大人だからこそ弾きたい曲をご紹介します。

 

大人は、子供の頃に比べると表現の幅が広がってきますよね。

 

テクニック的には子供にも弾けるのですが、音符を追うだけではなく、表現力で聴かせたい曲です。

 

ショパン:プレリュード第4番 ホ短調

ピアノを弾く人は、一度はショパンに憧れたことがあるのではないでしょうか。

 

難しいイメージがありますが、ソナチネ程度でも弾けるショパンの名曲はありますよ。

 

「24の前奏曲」の中の一曲です。

 

短い曲なので、他のプレリュードと併せて弾いてもいいかもしれませんね。

 

例えば「プレリュード7番 イ長調」はCMで有名な曲ですよ。

 

「プレリュード第4番 ホ短調」は深い悲しみに心打たれる曲です。

 

発表会では、華やかで明るい曲が多いので、このような曲があるとハッとさせられます。

 

「espressivo;表情豊かに」とショパンは冒頭で指示しています。

 

どうか、想いを込めて演奏してください。

 

引用:YouTube

 

ドビュッシー:夢

幻想的なハーモニーが美しく、独特の世界観を感じさせる曲です。

 

技術的には「アラベスク」「月の光」などよりチャレンジしやすいですよ。

 

どのように弾きたいのかを考え、音の響きをよく聞いて、大人ならでは表現力で演奏してみましょう。

 

さあ、どんな夢をみせていただけますか?

 

引用:YouTube

 

ショスタコーヴィッチ:ジャズ組曲より ワルツ第2番

オーケストラのために作曲された曲ですが、ピアノ用編曲も人気があります。

 

「Kula Richard編」が弾きやすいでしょう。

 

思わず口ずさんでしまう、美しくもの悲しいメロディー。

 

ウン、チャ、チャ、のリズムに漂う哀愁。

 

ノスタルジーを感じさせる演奏は、大人ならではでしょう。

 

引用:YouTube

 

ソナチネ程度のポピュラーピアノ発表会曲:3選

 

ピアノの発表会というと、クラシックをイメージすることが多いかもしれませんが、ポピュラーピアノもすばらしい曲がたくさんあります。

 

同じ曲でも、初級から上級まで楽譜があり、アレンジによって印象は違ってきますよね。

 

この記事では、「ぷりんと楽譜」の中級程度からご紹介します。(連弾は初中級)

 

「ぷりんと楽譜」については、次の記事を参考にしてください。

 

中島みゆき:糸

歌もいいですが、ピアノで弾いてもすばらしい。

 

大人の演奏でしっとりと聴かせたい曲ですね。

 

発表会だけではなく、結婚式にもピッタリの曲ですが、号泣してしまいそうです。

 

引用:YouTube

 

アラン・メンケン:美女と野獣

ディズニーならではのキャッチーで夢あふれるメロディーですね。

 

誰の心にも素直に響く、美しい名曲です。

 

お城でベルと野獣がダンスする情景をイメージして、気品ある曲に仕上げてくださいね。

 

引用:YouTube

 

葉加瀬太郎:情熱大陸

発表会では、連弾も盛り上がりますよ。

 

初中級のアレンジとなりますが、連弾なので華やかで重厚感があります

 

連弾は、相手の音を聴きながら弾くという難しさもありますが、一緒に演奏する楽しみや感動もありますよ

 

ラテンのノリを忘れずに!

 

引用:YouTube

 

まとめ:ピアノ発表会の曲選びとソナチネ程度のオススメ曲

ピアノ発表会の曲選びとソナチネ程度のオススメ曲について、まとめます。

 

ピアノ発表会の曲選びのポイント
  • 弾きこなせる曲を選ぶ
  • 自分のレベルにあった曲を選ぶ
  • 好きな曲を選ぶ
  • 発表会向きの曲を選ぶ
ピアノ発表会定番曲
  • ランゲ:花の歌
  • パデレフスキ:メヌエット
  • エステン:アルプスの夕映え
大人が選ぶピアノ発表会曲
  • ショパン:プレリュード第4番 ホ短調
  • ドビュッシー:夢
  • ショスタコーヴィッチ:ジャズ組曲より ワルツ第2番
ポピュラーピアノ発表会曲
  • 中島みゆき:糸
  • アラン・メンケン:美女と野獣
  • 葉加瀬太郎:情熱大陸

     

    曲が決まれば、あとはひたすら練習するのみです。

     

    途中つまずいたり、やっぱり他の曲がよかったかな、と思うことがあるかもしれません。

     

    大丈夫です。

    コンクールではないのですから、一生懸命練習した今の自分の力を発揮できればいいのです。

     

    この機会を楽しみましょう!

     

    人前で弾くのは苦手、という方や独学で発表会の機会がないという方は、オンラインでの仮想発表会はいかがでしょうか

     

    人前で弾くことを前提に練習すると、曲の完成度がぜんぜん違いますよ。

     

    ぜひ、発表会目指して、がんばってください!

     

    読者様の豊かなピアノライフをこれからも応援いたします。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。