ピアノを弾いていると疲れる?疲労に効果的な対策を紹介

 

皆さんは、ピアノを弾いているときに疲れを感じることはありませんか?

 

ピアノ演奏は見た目以上に体力と神経を使うため、疲れやすいと感じる人もいます。

 

ピアノを演奏している際に疲労を感じる人は、対策をして疲労を軽減させるのが大切です。

 

今回の記事では、ピアノ演奏で感じる疲労の原因やおすすめの対策について解説します。

 

ピアノ演奏はもちろん、毎日の生活でも疲れやすいと感じている人は、ぜひ最後までご覧ください。

 

・ピアノ演奏で疲れる理由
・疲れがたまるとどうなる?
・ピアノを弾いているときに感じる疲労の対策

ピアノ演奏をしていると疲労が起こりやすくなる

 

ピアノの音色にはリラックス効果がありますが、演奏していると疲労を感じる人もいます。

 

演奏している間に、見た目以上に体力を使い頭も回転させるためです。

 

特に長時間に渡ってピアノの練習をしていると、筋肉のコリや眼精疲労の原因ともなってしまいます。

 

コンサートや発表会の場だと、場馴れしていない人は特に緊張するため、終わった後で一気に疲れがきてしまいます。

 

そのため、疲れを軽くするための対策が必要です。

 

ピアノを弾いていると疲れる理由

ピアノを演奏していて疲れてしまう理由は、主に下記の3つです。

 

  • 指や腕をフルに動かしている
  • 楽譜を読むのに目や頭を使う
  • 聴覚を駆使するために耳を使う

 

この章では、それぞれの理由について解説します。

 

指や腕をフルに動かしている

ピアノ演奏は、知っての通り楽譜を読みながら常に手・指・腕を動かす動作です。

 

特に複雑な楽譜の曲を演奏する際は、手指の動きがせわしなくなります。

 

前の音と次の音の鍵盤が離れていると、特に指に負担がかかり手や手首も同時に痛めやすくなります。

 

無理に力を入れたり不自然な動きをしたりすると、腱鞘炎(けんしょうえん)のリスクが高まるので、予防が大切です。

 

楽譜を読むのに頭や目を使う

演奏中にピアノの楽譜を読む際は頭や目を使います。

 

複雑な譜面の曲の場合、演奏の動作をしながら正確に譜面を読まなければなりません。

 

そして、「どのように演奏するか」を考えながら、頭を回転させて演奏をします。

 

こうした演奏中の動きから、目の疲れがたまったり緊張性頭痛になったりする人もいます。

 

緊張性頭痛は、演奏中に同じ姿勢でいる場合にも起こるので注意が必要です。

 

ピアノと頭痛の関係については、下記の記事でも紹介していますので、悩んでいる人は併せてチェックしてみてください。

 

大人のピアノと頭痛【痛いけど弾きたい!痛いから聴きたい!】

 

聴覚を駆使するために耳を使う

ピアノ以外でも、音楽に関わる人は聴覚を駆使しています。

 

聴覚を研ぎ澄ませながら演奏をしているため、耳の神経に疲労がたまる場合があります。

 

耳に疲労がたまると、少しの音でも不快に感じたり他の感覚(視覚・嗅覚など)にも煩わしさを感じるので対策が必要です。

 

耳の疲れを軽減させるのにおすすめの対策は次のとおりです。

 

耳の疲労軽減のためにできる対策
  • 耳栓を使用する
  • 適度に休憩を挟みながらピアノ練習をする
  • 練習環境を変えてみる

耳栓をしたら音が聴こえにくくなる印象がありますよね。

 

耳栓の装着によって、普段はわかりにくい音のムラを知って打鍵(触覚)を意識して練習ができます。

 

耳を労りながら、長くピアノを楽しみましょう。

 

ピアノで疲れると起こりやすい症状

ピアノを演奏していると、筋肉のコリや体の各部位の疲労によって次のような症状が現れる場合もあります。テキストが入ります。

 

ピアノ演奏の疲れによって起こる症状
  • 眼精疲労
  • 緊張性頭痛
  • 腱鞘炎(けんしょうえん):手の甲や指などに発生する筋肉の炎症
  • 肩や首筋のコリ
  • 手首あたりの筋肉痛

特に腱鞘炎は、手と指を酷使するピアニストにとって悩ましい問題です。

 

少しでも腱鞘炎を緩和するためには、演奏時の姿勢や日常生活での習慣などに注意する必要があります。

 

腱鞘炎に関しては、下記の記事で詳しく紹介しています。

 

腱鞘炎の原因を知って対策をしたい人は、ぜひ併せてご覧ください。

 

腱鞘炎を気にせずにピアノが弾きたい!ならないための4つのコツ大公開!

 

ピアノで疲れたときのおすすめの対策

ピアノで疲れた時のおすすめの対策は、次の3つです。

 

  • ピアノを弾かない日を設ける
  • 生活習慣を整える(睡眠・食事・適度な運動など)
  • 軽くストレッチやマッサージを行う
  • 脱力する方法を身につける

 

この章では、それぞれの対策について解説します。

 

自分に合った方法を見つけて、少しでもピアノ演奏での疲れを軽くしましょう♫

 

ピアノを弾かない日を設ける

思い切ってピアノをまったく弾かない日を設けると、演奏による疲労を溜めにくくなります。

 

コンクールや発表会の前の場合、「練習をしなきゃ」と焦って家事や仕事で疲れている最中でも練習する方もいるでしょう。

 

しかし、疲れているときのピアノ練習は心身を余計に疲れさせてしまう可能性もあります。

 

緊張性頭痛があったり手首や目に疲れを感じていたりする場合なら、特に休息が必要です。

 

疲れているときこそ、一度ピアノから離れて気分転換を図ってリフレッシュをすることも必要です。

 

心身をリフレッシュさせて、体調が万全になったときにピアノの練習に取り組みましょう。

 

生活習慣を整える(睡眠・食事・適度な運動など)

疲れを感じやすいのは、普段の生活習慣も関係している可能性があります。

 

適度な運動(筋トレ・ストレッチなど)をして、肩こりや腰痛の予防をするのも大切です。

 

そして、栄養バランスの取れた食事を取り、十分な睡眠時間を確保して生活リズムを整えましょう。

 

最適な睡眠時間は人によって異なりますが、1日あたり平均6~8時間の睡眠が理想とされます。

 

睡眠不足や偏った食事は、自身の健康状態も落としてしまう恐れがあるので、心配が荒れば少しずつでも改善が必要です。

 

ピアノの演奏パフォーマンス向上と、疲労感の軽減に繋がります。

 

軽くストレッチやマッサージを行う

ピアノはほぼ同じ姿勢で演奏をするため、人によっては腰が痛くなる場合もあります。

 

腰痛に悩みのある人は、腰を痛めにくくするためのストレッチをして予防しましょう。

 

次の動画のように、自宅でできる腰痛ストレッチもあるのでぜひ試してみてください。

 

引用:YouTube

 

また、演奏で手や手首を酷使すると起こりやすい腱鞘炎の対策にも、ストレッチやマッサージが効果的です。

 

スキマ時間に患部を無理のない範囲でストレッチ(またはマッサージ)して、腱鞘炎予防に繋げます。

 

次に紹介する動画で、腱鞘炎解消に効果がでやすいストレッチ&マッサージを紹介しているので、ぜひ試してくださいね♫

 

引用:YouTube

 

いずれの方法も、自分の体調を見ながら無理のないように行うのが大切です。

 

ピアノ演奏の合間はもちろん、仕事や家事の間に少しずつでも実施していけば、疲労軽減に繋がります。

 

脱力する方法を身につける

ピアノ演奏で脱力するのも、疲労を改善するために有効です。

 

適切なタイミングで力を抜きながら打鍵をすることで、演奏後の疲労を軽減できます。

 

脱力を身につけることで、音が伸びやすくなり美しい演奏ができます。

 

脱力に関して、こちらの記事で解説しているのでぜひご覧ください。

 

ピアノ弾くとき脱力するには?上達のために力を抜く感覚をつかみましょう!

 

 

まとめ:適度に休みつつピアノを楽しもう

今回は、ピアノ演奏で疲れてしまう理由と疲労の対策について解説しました。

 

記事の内容のまとめはこちらです。

 

ピアノ演奏で疲れる原因と対策について

<ピアノ演奏で疲れる原因>

  • 指や腕をフルに動かしている
  • 楽譜を読むのに頭や目を使う
  • 聴覚を駆使するために耳を使う

 

<ピアノ演奏での疲労で起こる症状>

  • 眼精疲労
  • 緊張性頭痛
  • 腱鞘炎(けんしょうえん)
  • 肩や首筋のコリ
  • 手首あたりの筋肉痛…etc.

 

<ピアノで疲労をためないためにできる対策>

  • ピアノを弾かない日を設ける
  • 生活習慣を整える(睡眠・食事・適度な運動など)
  • 軽くストレッチやマッサージを行う

 

ピアノの練習をする際は、適度に休憩時間を設けて行うと疲れにくくなります。

 

演奏時の脱力や休息などを入れつつ、快適にピアノを演奏しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。