ピアノのメンテナンス方法ってなんだろう?!調律について知ろう!!

 

読者様はピアノが自宅にある生活ってどう思いますか?

 

私はそんな家に住みたいとずっと思っています!

 

  • 近隣の方に迷惑がかからないように防音対策をすること。
  • 埃がかぶらないように常にピアノの掃除をすること。
  • 部屋がきれいな状態を保つために整理整頓と掃除をすること。
  • そもそもピアノが入るような大きな部屋のある家に引っ越すこと。

 

など、様々な環境を整えてでもピアノを置きたい!と憧れる方も多いのではないでしょうか。

 

 

もし、ピアノを部屋に置いたとしても定期的にピアノのメンテナンスが必要になります。

 

そのメンテナンスの中でも、自分ですることができないのがピアノの調律です。

 

 

ピアノに詳しい方も詳しくない方も「調律」という言葉は聞いたことがあると思います。

 

実際にはどんな作業をしたり、料金がどれくらいかかったり、どれくらいの頻度でするのかなど、知っているようで知らないのではないでしょうか?

 

 

今回は、そんな調律についての3つのポイントをご紹介します。

 

  • ピアノの調律についての基礎知識
  • ピアノのメンテナンスとは?
  • 調律にかかる平均金額

 

実際にピアノがご自宅にある方、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

家にピアノを置くときの注意点について気になる方はこちらの記事がオススメです!

→「ピアノ部屋を考えよう!置く場所の注意点やおすすめの場所は?

 

 

ピアノの調律はなぜ必要なのか?

 

ピアノの調律についてご紹介する前に、なぜ必要なのかについて説明します。

 

まず、ピアノは鍵盤に重みを乗せると一緒にハンマーが動き、弦にハンマーがぶつかることで音が出ます。

 

これだけの複雑な動きを繰り返していると、自然と弦が緩んでしまったり、ハンマーやその他部品が摩耗してしまったり、音がずれてくるわけです。

 

 

音がずれたまま放置していると、正しい演奏をしているはずなのに全く違う音が鳴るという現象が発生してしまいます。

 

その現象を防ぐために必要なのが「調律」です。

 

 

ちなみに、ピアノに張られている弦の数を読者様はご存知でしょうか?

 

88個の鍵盤に対し1〜3本の弦が張られているので、合計で約220本あります。

 

約220本の弦をチューニングするだけでも大掛かりなのに、他にも部品が摩耗していないか、ハンマーの叩く力は問題無いかなど、確認することは素人には難易度が高すぎます。

 

そのため、専門の知識を持ったプロの調律師が存在します。

 

ピアノの整音だけでなく、鍵盤にかかる負荷とハンマーの力加減を調節したり、音を整えたり、部品の修理または交換など様々なことを行ってくれます。

 

 

ピアノの構造が複雑なので、素人が独学で勉強して調律するよりも、調律師に任せることが一般的です。

 

ピアノを販売している多くの会社は、アフターケアとして調律を行っています。

 

これから購入される場合は確認してみてくださいね。

 

 

ピアノの調律はどんなことをするのか?

 

ピアノの調律がなぜ必要なのかについてご紹介しましたが、続いてはピアノの調律は具体的に何をするのかご説明します!

 

アップライトピアノとグランドピアノの調律は若干の違いはありますが、ほぼ同じ手順を踏みます。

 

今回はグランドピアノを例にあげて、調律の簡単な流れと説明をさせていただきますね。

 

グランドピアノの調律の流れ
  1. 内部の清掃とピアノの状態確認
  2. 鍵盤の調整
  3. 各部品の調整
  4. 整調
  5. 調律
  6. 整音
  7. 仕上がりの確認と清掃

 

こちらが簡単な流れになります。

 

「調律=メンテナンス」というぼやっとしたイメージをお持ちの読者様もいらっしゃると思います。

 

かくいう私もその一人です。

 

言葉は知っているけれど、具体的にどんな作業をしているのかはよく知りませんでした。

 

ここではメンテナンスの流れと詳細について説明しますね!

 

内部の清掃とピアノの状態チェック

細かな部分の調整に入る前に、全体の清掃とピアノの状態確認作業です。

 

全体の清掃とありますが、グランドピアノは細かな部品が多く、場合によっては埃が湿気で水気を含み、他の部品とくっついてしまうという現象がおきます。

 

それを防ぐためにも、詳細な部分の確認は必須です。

 

 

また、調律師が鍵盤の音を確かめながら、調整するべき箇所の確認をしていきます。

 

ペダルの状態もこの工程でしっかりと確認が必要です。

 

鍵盤の調整

鍵盤バランスホールと呼ばれる鍵盤のバランスを守る穴を調整する工程です。

 

鍵盤の動き方を確認して問題があった場合は、鍵盤そのものを外してピンを研磨し、調整をします。

 

ピンにはバランスピンフロントピンの二種類があります。

 

引用:宮地楽器

 

研磨が終了し、鍵盤バランスホールの調整を行って次の工程へ。

 

各部品の調整

いよいよピアノの内部の調整にかかります。

 

グランドピアノは木でできているので、湿気の影響を受けます。

 

乾燥した状態が続くと、ネジが緩んでしまうことがあるため、その際にはしっかりと締め直しを行い状態を確認する必要があります。

 

この工程でしっかりとネジが閉まっていなかったり部品の緩みや歪みがあると、ピアノの音に雑音が混ざってしまうため、これ以降の工程に強い影響を与えてしまいます。

 

整調

次は、触った感覚に関わる部品を整えていく工程です。

 

ウィペンと呼ばれるハンマーを弦に当てる部品や、ジャック、スプリング、ハンマー、鍵盤、弦、ペダルなど多くの部品で整えていきます。

 

引用:宮地楽器

 

触った感覚だけでなく、指が離れていくときの感覚も含めて、心地がいいものを目指して調整をかけることがポイントです。

 

調律

メインの作業である音の調整ですが、その音の調整のために準備をします。

 

約220本の弦を調整する工程で、メンテナンスの中でも重要度の高い工程です。

 

少し前でも説明させていただきましたが、ピアノにはひとつの鍵盤に対して3本の弦が張られています。

 

弦1本づつ正確に音を合わせるためには、他の2本を抑える必要があり、赤くて長いフェルトを使います。

 

2本の弦はフェルトで押さえて、確実に音が1本だけしかならない状態になったら準備完了です。

 

その後、音のズレが発生している鍵盤を確認したら、オクターブでさらに調整をして、最後に一音ごとに確認をします。

 

 

実際に調律をする前と後での音の違いがはっきりわかる動画をご覧ください。

 

引用:YouTube

 

さらに調律の音の調整の仕方が気になる方は、こちらの動画がわかりやすいかと思います。

 

引用:YouTube

 

こうした調律を経て、正しい音で演奏できるピアノへと戻っていきます。

 

調律師は絶対音感を持っている人が多いですが、より正確に作業するため機械または音叉を使って、しっかりと音を確認しています。

 

真ん中の音である「ラ」をとったら、その「ラ」のピッチに合わせて、そのオクターブの他の音を徐々に合わせていきます。

 

ラ→レ→ソ→ド→ファ→シ♭→ミ♭→ラ♭→レ♭・・・と続いていきます。

 

この作業が調律師の腕の見せ所で、1秒間にどれだけの周波数が出ているのかを、耳でしっかりと聞きながら音を合わせていきます。

 

アップライトピアノとグランドピアノでは周波数が違うため、ピアノの種類に合わせ、周波数もしっかりと合わせていきます。

 

この作業を繰り返し、1本目の弦が良くなったら、他の2本を合わせるためにフェルトを外します。

 

作業を繰り返すため、1時間〜2時間ぐらい調律に対して必要になります。

 

調律師が作業している間はできるかぎり静かな状態を保って、作業の効率化に協力することも大切です。

 

耳で作業をしているので、邪魔をしないように気をつけましょう。

 

整音

整音とは音の出具合がすべての鍵盤で同じになるように、ハンマーを調整する工程。

 

調律師が好きな音が出るようにするのではなく、ピアノの特性と演奏者がよりいい演奏ができるように調整します。

 

せっかく調律で綺麗で正しい音が出るようになったのに、鍵盤ごとに違う音が出てしまっては意味がありません。

 

そのためにハンマーが弦に当たる強さや位置をしっかりと調整し、場合によっては研磨も行います。

 

 

正しく、美しく、豊かな音がすべての鍵盤で同じように出ることで、演奏者も自分の演奏を楽しむことができます。

 

仕上がりの確認と清掃

すべての調整が完了したのちに、鍵盤の感触や音、ペダルの踏み具合など最終確認を行います。

 

その後外側を美しく仕上げ、調律師と依頼者が音の最終確認をして調律の全行程が終了です。

 

ピアノの状態にもよりますが、平均2時間から2時間半程度で完了します。

 

あまり長期間放置しすぎると、調律にもっと時間が必要となるので注意しましょう。

 

ピアノにとって良くありませんし、読者様にとっても自分の出したい音色が出せなくて「うまくいかない」と感じてしまい、ピアノから離れてしまう原因にもなりかねません。

 

 

調律と同時に、日頃から自分でできるメンテナンスにもぜひ取り組んでみてください。

 

例えばクロスで拭ける部分は定期的に掃除をしたり、鍵盤をひとつづつ弾き、いつもと状態が異なっていないか確認したりすることから始めてみませんか?

 

 

ただし、無理に細部に手を出すと収拾がつかなくなってしまうので、くれぐれも気をつけましょう。

 

 

ピアノの調律はどれくらいの頻度で行えばいいのか?

 

ピアノの調律を定期的に行う必要があることが、わかっていただけたと思います。

 

では「定期的に」とはどれくらいの頻度で行えばいいのかについてご紹介します。

 

 

プロのコンテストでは一人の演奏者が終了するごとにチェックをしています。

 

さすがに練習用のピアノを毎回調律するのは難しいので、プロのピアニストたちも定期的に調律師に来てもらっています。

 

 

その期間はどれくらいなのかというと、1年に1〜2回です。

 

日頃練習などで使用していて気になることがなければ、なので、もし練習していて鍵盤や音に違和感を覚えたらすぐに状態確認が必要です。

 

場合によっては、大きな損傷や部品の交換が必要なケースがあるかもしれません。

 

 

繰り返しますが、内部の清掃を素人が行うのはとても危険です。

 

とくに調律などで弦やハンマーに触れるのはかえって壊してしまうケースがあります。

 

気になることがあった場合は、事前に電話でどういった状態なのかについて相談をしてみましょう。

 

 

調律にかかる費用はいくらぐらい?

 

調律についての知識についてお話してきましたが、実際のところピアノの調律にかかる費用が気になるところだと思います。

 

グランドピアノは平均15,000円、アップライトピアノは平均12,000円といわれています。

 

会社によっては調律の金額にプラスで出張費が必要になるケースもあります。

 

また、1年以上間隔が空いてしまうと、さらに料金が上乗せになる場合もあります。

 

ピアノの状態が悪く、部品の交換が必要であったり、大掛かりな修理が必要だったりする場合も同様に金額が上がります。

 

 

調律を頼む会社によっても値段が異なってきます。

 

どんな会社があるのか簡単に説明しますね。

 

ピアノの調律をしてくれる会社
  • ピアノを販売している直営店
  • 一般の楽器店
  • 調律事務所
  • 個人依頼

 

直営店が一番が値段が高く、個人依頼が最も値段が安いと言われています。

 

インターネット上で最安値を検索することもできるので、気になる方は調べてみてくださいね。

 

 

しかし、安い調律というのは少し不安があると思います。

 

大切なピアノなので、安かろう悪かろうでピアノの寿命を縮めては、メンテナンスの意味がありません

 

 

いい調律師というのは技術力、経験、ピアノへの愛などが高い人ですが、そこに値段が上乗せされてしまいます。

 

知り合いに紹介してもらえると一番安心してお願いできますが、同じような環境の人がいない場合はどうしたらいいのか。

 

まずは、インターネットの口コミを利用しましょう。

 

 

次に値段ですが、高い値段でサービス内容や調律師に不満があっては意味がありません。

 

安い値段で調律師のサービスや、技術に満足できたら一番いいですよね!

 

自分のピアノにあった調律師に巡り合うまでには時間がかかるかもしれませんが、納得がいかないことがあったら、口コミを参考に別の業者に頼んでみましょう。

 

 

ピアノのメンテナンス方法ってなんだろう?!調律について知ろう!!まとめ

 

ピアノのメンテナンスである調律についてご紹介しました。

 

自分の大切な相棒であるピアノにもメンテナンスが必要です。

 

そのメンテナンスのためには、ピアノの専門家である調律師による調律が不可欠になります。

 

調律についてご紹介したこと
  • メンテナンスにはたくさんの工程がある
  • 調律師は耳で聞きながら音を調整する
  • 調律をしてくれる会社はたくさんあるので、自分で調べることが必要

 

知っているようで知らなかった調律についての紹介でした。

 

ピアノを始められて「メンテナンスってどうしたらいいの?」と悩んでいる読者様へ向けて、この記事を作成しました。

 

私自身も、調律についてじっくりと考えたことがなかったので、勉強になっています。

 

ぜひ、この記事を参考にしていただいて、読者様とピアノに合った調律師に出会えることを祈っています。

 

 

ピアノのクリーニングについて気になる方はこちらの記事もご覧ください。

 

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

 


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