疲れた心を癒す!!1/fゆらぎを感じるピアノクラシック曲4選!!

夏の暑さも落ち着き、ようやく秋の気温が感じられるようになってきましたね。

 

私は芸術の秋ということで、ますますピアノの練習に気合が入っていますが、読者様はどうでしょうか?

 

 

先日、バンド仲間から「季節の変わり目で体がだるいのにやることが多すぎて、体力的にも精神的にも疲れている」と相談を受けました。

 

「せっかくの芸術の秋だし、美術館でも行ってゆっくりしてみたら?」という話をしていた時に思い出したことがあります。

 

それは、クラシック音楽にはヒーリング効果があるということ。

 

ピアノの練習をしていると切っても切れないクラシック音楽ですが、そういったヒーリング効果を目的にクラシック音楽を聞いたことがないな〜と気づいたのです。

 

 

そこで、今回はクラシック音楽にはどんなヒーリング効果があるのかについて、調べてみました。

  • ヒーリング効果ってなんだろう
  • ヒーリング効果の高いクラシック曲
  • 脳科学者がオススメするクラシック曲

 

初心者向けなクラシック曲が気になる方はこちらもオススメです。
→「黒鍵が苦手なピアノ初心者におすすめの曲4選【クラシック】

 

 

クラシック音楽にはヒーリング効果があるって本当?

 

まず、癒しソングというのは人それぞれ違うと思うのですが、一般的にイメージするのはカフェや一部の病院などで流れている、ゆったりとした静かな曲ではないでしょうか。

 

私は、歯科医院で診察台で待っている間にクラシックの曲が聞こえてきて、心地よくて眠ってしまったことが何回かあります。

 

実際にリラックスさせるBGMとしてクラシック音楽を利用している場所は多いですよね。

 

YouTubeでも癒しソング、集中ソングなどと検索をかけると多くの動画が出てきますが、クラシック音楽を利用しているものが多いです。

 

読者様もちょっと集中したい時などに、そいうった動画を利用されたことがあるのではないでしょうか?

 

 

クラシック音楽に精神を安定させる効果があることは科学的に証明されています。

 

他にも、脳を活性化させる効果や、赤ちゃんの脳教育、いわゆる「育脳」と呼ばれる効果があるともいわれています。

 

特にモーツァルトの曲はヒーリング効果の高いクラシック曲として有名ですよね!

 

ヒーリング効果について、さらに詳しくみていきましょう。

 

ヒーリング効果がある音楽とはどういったものなのか?

まず、心の乱れや精神が安定していないときに、必要なことがあります。

 

それは自律神経を整える、ということです。

 

クラシック音楽をはじめとするヒーリング効果のある音楽は、脳の状態がα(アルファ)波が出ている状態にすることができます。

 

なんとなく耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

 

精神状態が興奮している時、リラックスしている時など感情によって脳の中では脳波が変わっていきます。

 

そのなかでα波が出ている状態とは、精神状態も体もリラックスした状態のことを指します。

 

そして、ヒーリング効果のある音楽には「1/fゆらぎ」と呼ばれる自然界に存在する、予測できないけれど心地いズレがあるゆらぎがあり、そのゆらぎがα波を呼ぶことで癒し効果が現れるというわけです。

 

 

このゆらぎの代表例は海のさざなみの音、雨の音、人間の脈拍や、歌手だと美空ひばりさん、宇多田ヒカルさん、平井堅さんなど。

 

先ほども紹介しましたが、クラシック音楽の中ではモーツァルト作曲の曲が、ヒーリング効果の高いことで有名です。

 

 

モーツァルトの曲は同じ音の繰り返しで、気持ちを盛り上げるための激しい音や大きい音が少なく、程よくゆったりしているため、それが1/fゆらぎにつながっています。

 

 

つまり、クラシック音楽でも大きな音が含まれている曲や、曲のテンポが速いもの、曲調の切り替えが激しい曲などには、1/fゆらぎがあまりなく、ヒーリング効果はあまり期待できません。

 

 

ヒーリング効果の高い曲ってどんな曲があるのか気になってきたのではないでしょうか?

 

クラシック音楽の中だけでも数多くの曲が存在するので、今回は4つピックアップしてご紹介しますね♪

 

 

ピアノのクラシック音楽でオススメなヒーリング音楽

 

先ほどから何度も名前が出ていますが、モーツァルトの曲は外せません。

 

その中でも、少しだけ弾けるような可愛らしいフレーズが多い「ピアノ・ソナタ 第17(16)番 変ロ長調」をご紹介いたします。

 

 

引用:YouTube

 

 

続いてはゆったりとした低音が心地よいエリック・サティの「ジムノペディ第1番」です。

 

こちらはタイトルを知らなくても、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

引用:YouTube

 

 

次にご紹介するのが、ベートベンの「ピアノソナタ第14番嬰ハ短調『月光』第一楽章」です。

 

無限の絶望感、無の世界とも評価される演奏するのには難しい曲ですが、ゆったりとしている中にも、暗がりに凛とした月明かりが差し込む情景が目に浮かぶような一曲です。

 

 

引用:YouTube

 

 

また、脳科学者として有名な茂木健一郎さんはヒーリング効果の高い曲としてバッハのゴルトベルクを推奨しています。

 

 

茂木 穏やかかつ、ピッチが比較的高い曲のほうがいいので、合っていると思います。脳の中には、胎内にいるときから聞いていた母親の声の記憶が残っているものなので、声楽曲でも器楽曲でも、高めのピッチがいいですね。

それから、1/fゆらぎ(規則性と不規則性が適度にあわさった状態)の周波数を持つ音もいいでしょう。私が昔よく聴いていたのは、『サーフ・ブレイク・フロム・ジャマイカ』(ソニー・ミュージック・ハウス/2002年)という、波の音が使われたレコード。自然の音が活かされた音楽も、眠るには合っています。

クラシックなら、ミニマル音楽のようなどこで始まりどこで終わるのかわかりにくいもの、またはJ.S.バッハの平均律やゴルドベルクのような、トーンに変化はあるけれど全体的にフラットに進む音楽もよさそうです。

 

引用:YouTube

 

他にご紹介した曲に比べると長めの動画になっているので、ぜひ秋の夜長のお供にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

疲れた心を癒す!!1/fゆらぎを感じるピアノクラシック曲4選!!まとめ

 

芸術の秋、秋の夜長にピッタリなヒーリング効果の高いクラシック曲をご紹介しました。

 

どうしてヒーリング効果があるのか、どうしたら癒されるのかということがわかってから曲を聴くと、また違った感覚で聴くことができたのではないでしょうか?

 

ヒーリング効果の高い曲とは?
  • 1/fゆらぎが存在する曲はヒーリング効果が高く、クラシック音楽には1/fゆらぎが存在する曲が多い
  • ゆっくりと同じフレーズを繰り返す曲で自律神経を整えることができる
  • 曲調の切り替えが多かったり、大きな音が入っている曲はヒーリング効果は期待できない

 

ヒーリング効果が期待できない曲が、よくない曲、というわけではありません。

 

自分の気分を盛り上げたい時や、元気のない時などにはヒーリング効果が高い曲を選ぶよりも、テンポが早く、心が盛り上がるような曲を聴くことがオススメです。

 

 

今、自分の心がどういう曲を求めているのかということに向き合ってから、曲を選ぶといいかもしれませんね♪

 

夏の暑さも落ち着いてきましたが、季節の切り替わりや世界情勢などで心が休まらない時があると思います。

 

そんな時にこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

ヒーリング効果の高い曲を聞いて、心身ともにリラックスをして、また翌日から頑張りましょう!!

 

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。