ピアノ88鍵盤理由

 

読者様はピアノの鍵盤数が88鍵になった理由を知っていますか?

 

この88という数字、実は人間の性質と深~い関係があったんです。

 

今回、ピアノの鍵盤が88鍵になった理由を詳しくご紹介していきます!

 

音楽とは耳で聴きとって心に響いたり、全身で感じたりするもの。

 

素晴らしい演奏を聴くと心が躍ったり、感動で鳥肌がたつような体験をしたことがある人もいると思います。

 

ちなみに音楽を聴いて鳥肌が立つ人は、音楽そのものを好んだり楽器演奏が好きだったり、感受性が豊かな人だという研究結果が出ているんだとか。

 

このように、音楽は感覚でとらえるものというイメージですが、今回はちょっと視点を変えて、数字で音楽をとらえてみることにしましょう!!

 

ピアノに88つの鍵盤がある理由

ピアノ88鍵盤理由2

 

ピアノは7オクターブ、88鍵の音域を持っています。

 

以前の記事、ピアノの歴史ぷち講義♪ピアノ好きなら知っておきたいあれこれでは、ピアノの原型が1700年頃に誕生したというお話をしました。

 

音楽の発展とともにピアノの鍵盤数も増えていき、1890年頃に今と同じ黒鍵36・白鍵52の合わせて88鍵盤に到達しました。

 

しかし、どんどん鍵盤が増えればよいというわけではなかったんですね。

 

人間の耳が心地よく聞き取れる音が88音の音程だったため、ピアノの鍵盤数が88つになっています。

 

これ以上鍵盤の数を増やして音域をひろげたとしても、不快なノイズとしてしか聞こえなくなってしまうのです。

 

周波数
  • ピアノの88鍵の音:27.5ヘルツ~4,186ヘルツ
  • 人間の耳が聞きとれる音:およそ20ヘルツ~20,000ヘルツ

 

※周波数が20,000ヘルツ以上の音を超音波と呼びます。

 

こう見ると、鍵盤をもっと増やしていっても良さそうに思えます。

 

しかしながら、人間の耳が音程として聞き分けられる可聴領域の上限が4,000ヘルツくらいまでとされているのです。

 

約4,000ヘルツまで、ということはピアノの88音と合致することがわかりますね!

 

かのモーツァルト(1756-1791)はこう言いました。

 

音楽は決して耳ざわりであってはならない。むしろ耳を満足させなくてはならない。

引用元:goo辞書

 

まさにその通り!素晴らしい名言ですよね♪

 

ピアノの最低音と最高音を使う曲がある?!

ピアノの最低音と最高音を弾く機会はあまりないので、それらが使われる曲となると、なんだか興味がありますよね。

 

ではピアノの両端を使う曲をご紹介しますね!

 

ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲3番」

 

ピアノ協奏曲史上、最高難度と言われている有名なこの作品。

 

ラフマニノフのピアノ協奏曲の中で第2番と同様に、高い人気を誇っている名曲です。

 

演奏に40分以上もの時間を要する長大な作品で、当時これを弾きこなすピアニストはほんのわずかしかいなかったと言われています。

 

フィナーレは圧巻なので、動画の28:19から始まる第3楽章からでも、ぜひ聴いてみてください。(本当は全楽章を聴いてほしい!)

 

最低音と最高音を使うシーンが現れるのも第3楽章ですよ♪

 

 

ラヴェル 「左手のためのピアノ協奏曲」

 

1930年に完成したラヴェル(1875-1837)の作品。

 

第一次世界大戦で右手を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインの依頼によって作曲されたものです。

 

ラヴェル晩年の傑作ともいわれていて、片手だけで弾いているとはとても思えないほど複雑で大変な難曲です。

 

チャレンジするとなるとなかなか難しいかと思いますが、こうやって映像でみるだけでも見ごたえがあって楽しいものですね!

 

88鍵すべてを使う曲

88鍵盤すべてを使う曲なんてあるの?!と最初私も思いました。

 

実はあったんです。

 

ヤニス・クセナキス 「ヘルマ」

 

 

えっ?!メロディーがない??

 

それにデタラメに鍵盤をたたいているようにも聞こえるこの曲。

 

作曲者のヤニス・クセナキス(1922-2001)はギリシャ系フランス人の建築家でもありました。(ちょっと噛みそうな名前…)

 

クセナキスは大学で建築と数学を学んでいて、この曲は数学理論を応用している曲なんだそうです。

 

数学理論?本当に?!と疑ってしまいそうになりますよね。

 

よ~く集中して聴いてみると宇宙のような壮大な広がりを思わせ、曲に力強さを感じることができます。

 

鍵盤数 88を超えるピアノがある!?

88鍵を超え、97つの鍵盤を持つピアノが存在します。

 

えっ、人間の耳では聴きとれないんじゃないの?とお思いの方、ここまでしっかり読んでくださりありがとうございます♪

 

これからご説明しますね!

 

ベーゼンドルファー

引用:ベーゼンドルファー

 

この97鍵のピアノは、世界3大ピアノの一つ、ベーゼンドルファー社のIMPERIAL290という機種にあたります。

 

低いほうに9鍵多い97鍵、8オクターブものピアノです。

 

イタリア出身の作曲家ブゾーニがバッハのオルガン曲を編曲・演奏するために提案したと言われ、1909年に製造されました。

 

それは88鍵では演奏できない音域をもつオルガン曲だったんだとか。

 

ベーゼンドルファー2

引用:Wikipedia

 

↑こちらIMPERIAL290を近くからとらえた写真です。

 

拡張された低音の9鍵盤が黒く塗られていますね。

 

88鍵すべてを使う曲はありましたが、残念ながら97鍵すべてを使う曲はなく、現在では実際にその9鍵が演奏に使われることもありません。

 

鍵盤を押さえてみると音はちゃんと鳴るのですが、余分な9鍵ですよ~と記してくれているのかもしれませんね(笑)

 

+9鍵あることで88鍵盤を弾いたときの響きがより豊かになり、とても美しいことからこの97鍵盤のピアノが今でも販売されています。

 

実際にその生の音色を聴いて見たいものですよね。

 

ピアノ以外の鍵盤楽器の特徴をご紹介

ピアノ88鍵盤理由3

 

ここまで、一般的なアコースティックピアノには88つの鍵盤があるというお話をしました。

 

では他の鍵盤楽器はどうなのでしょうか。

 

読者様の知っている鍵盤楽器は他にどういうものがありますか?

 

キーボード、鍵盤ハーモニカ、エレクトーンなどなどたくさん挙げられますね。

 

これら鍵盤楽器があれば、丸田カナさん主催のオンラインピアノ発表会「仮想演奏会」にエントリー可能なんです!

 

ピアノ以外の鍵盤楽器について私も気になったので、それぞれの楽器の特徴をまとめてみました。

 

よかったら鍵盤数にも注目してみてください♪

 

エレクトーン

エレクトーン

引用:Wikipedia

 

鍵盤が2段に分かれて配置してあるあの楽器です。(ペダル鍵盤を合わせると3段ですね!)

 

ご存じの方も多いでしょう。

 

エレクトーンは、さまざまな音色やリズムが内蔵されている電子楽器です。

 

まるで複数人で演奏しているかのように盛大な演奏をすることが可能です。

 

もっと言えば、ピアノと違って打鍵後も音色を変えることもできます。

 

多機能な面からそれらを操る技術も必要です。

 

鍵盤は基本的に上鍵盤+下鍵盤+ペダル鍵盤から成っています。

 

スタンダードなモデルだと上鍵盤49+下鍵盤49+ペダル鍵盤20なのでピアノより鍵盤数がかなり多いですね。

 

鍵盤の数は多いですが、上段と下段に別の音域が備わっているわけではなく、重なりがあるので上下段合わせて4オクターブほどなんです。(ペダル鍵盤を合わせると5オクターブ半)

 

また、上鍵盤61+下鍵盤61+ペダル鍵盤25と鍵盤の数がさらに多い機種もあり、なんとお値段は100万円!!(ひぇ~!!)

 

オルガン

オルガン

引用:Wikipedia

 

日本では一般的に足踏み式の「リードオルガン」を、ヨーロッパでは「パイプオルガン」のことを指します。

 

リードオルガンはコンパクトなため、子供の頃、学校の各クラスに1台備え付けられていたのを覚えています。

 

エレクトーンと同様に電気で音を出すタイプも多くなってきていますが、本来のオルガンは空気を送ることで音が出る楽器です。

 

鍵盤を押すと連動してパイプに空気が送られます。

 

そのしくみから、持続して音を出すことが可能です。

 

しかしながら音の強弱を細かくつけることはできません。

 

一般的なリードオルガンの鍵盤の数は61鍵となっています。

 

電子ピアノ

電子ピアノ

↑我が家の電子ピアノです

 

電子ピアノはアコースティックピアノと同様に、基本的には88鍵盤が採用されています。

 

97鍵盤のものは存在しません。

 

電子ピアノの見た目はほとんどアコースティックピアノと変わりませんね。

 

音色もタッチもアコースティックピアノに近くなるように作られていますが、音の出るしくみは全く異なる、弦のないピアノ型の電子楽器です。

 

お値段が上がると木製鍵盤が採用されていたり、良質なスピーカーが内蔵されていたりしていて、満足感の得られる演奏が期待できます。

 

シンセサイザー

シンセサイザー

引用:Wikipedia

 

キーボードのような、脚がなくて移動させやすい鍵盤楽器です。

 

ではキーボードと何がちがうのか?

 

シンセサイザーは電子回路(電気)を使って音を合成(シンセサイズ)することができます。

 

音色の細かな調整ができるようになっているので、特殊な装飾音を出すことも可能で、幅広い音で演奏できるんです。

 

音楽を音そのものから作りあげていくイメージです。

 

シンセサイザーにはスピーカーが内蔵されていないので、音を鳴らすためにはスピーカーが別途必要です。

 

シンセサイザーの鍵盤の数は0~88鍵のものまであります。

 

ゼロってどういうこと?と思いますよね(笑)

 

鍵盤のないシンセサイザーはパソコンを使って演奏するのを前提としているので、鍵盤がなくツマミやレバーがいっぱい並んでいます。

 

そうなるともはや鍵盤楽器とは言えなくなってしまいますが、鍵盤がないのに演奏できるって面白いですよね!

 

電子キーボード

電子キーボード

引用:Wikipedia

 

電子キーボードは49鍵盤と61鍵盤がポピュラー。

 

スピーカーが内蔵されている上、サイズがコンパクトなため持ち歩きに便利で、バンド活動をやってみたいという方にも向いています。

 

鍵盤を押す力加減によって音の強弱がつけられる機能(タッチレスポンス)付きの機種だと、ピアノのように多彩な音色で楽しめます。

 

また鍵盤が光る機能の付いている機種もあるので、子どもから大人まで初心者でも気軽に演奏することが可能です

 

音色については、さまざまな種類のリアルな楽器の音を搭載しているものもあるので、ただ演奏するだけでなく家族で音当てクイズをして楽しむことなんかもできちゃいます。

 

アコーディオン

アコーディオン

引用:Wikipedia

 

アコーディオンと言えば、ヨーロッパのパブなどで生演奏にあわせてダンスをしている光景の中に思い浮かべます。

 

陽気に音楽セッションをしているイメージですね♪

 

四角い形をしていてジャバラと鍵盤、ボタンがついた楽器です。

 

このジャバラを開いたり閉じたりして空気を送り込むことで音を鳴らします。

 

特徴的なあの音色を耳にしたことのある方もおられるかと思います。

 

楽器の種類でいうと「リード楽器」に分類され、リードオルガンと同じ仲間ですね。

 

一般的な独奏用のアコーディオンは右手側に鍵盤が8~50鍵ほど、左手側にボタンが18~120個もついていて、ボタンが増えるほど部品が必要なため重量や大きさが出てきます。

 

右手はメロディーを、ボタンがあることで左手は和音伴奏を、同時にこなせるようになっているんです。

 

私も小学生の時、音楽会で赤いソプラノアコーディオンを担当したことがありました。

 

右手の鍵盤のみを使った演奏でしたが、とても楽しかった記憶があります♪

 

鍵盤ハーモニカ

鍵盤ハーモニカ

引用:Wikipedia

 

小学校の音楽の授業で使っていた鍵盤ハーモニカ、覚えていますか?

 

マウスピースをくわえ、フーっと息を吹き込みながら鍵盤をおさえることで音を出していましたよね。(遥かうん十年前の記憶…)

 

実はこの鍵盤ハーモニカもリード楽器に分類されます。

 

楽器中にリードが使われていて、息(空気)によってリードが振動し音が鳴ります。

 

鍵盤の数はいくつだったか、なんてことまでは覚えていませんよね(笑)

 

鍵盤ハーモニカは一般的に32鍵のものが広く使われています。

 

中には25鍵や37鍵のものもありますよ。

 

ピアノアプリ

↑こちら当サイトスタッフのふみさんのピアノアプリ動画です

 

鍵盤楽器の紹介ということでアプリを出してくるのはどうなの?と思われる方もいるかもしれません。

 

でも仮想演奏会ではこのピアノアプリでも参加可能なんです♪

 

スマホさえあればアプリを使ってピアノが弾ける、という手軽な鍵盤楽器です♪

 

鍵盤の数は25鍵盤ほどなので2オクターブあります。

 

初心者の場合、ピアノアプリを活用することで鍵盤楽器の演奏の上達にもつながります。

 

楽器を用意するのはちょっとハードルが高いという方は、まずは手軽にピアノアプリから始めてみるという手もありますね♪

 

以前の記事、ピアノが上手くなるアプリ!?ワクワクが広がるピアノ人生の始まりでは、さまざまなピアノアプリをご紹介していましたのでおさらいしてみてください♪

 

*  *  *

 

ここまでいかがでしたか?

 

今回はアコースティックピアノ以外の鍵盤楽器について特徴をまとめました。

 

ピアノを超える音域を持つ楽器はありませんでしたね。

 

それは、なぜピアノが88鍵なのか考えれば答えは簡単です。

 

仮想演奏会では、これだけの種類の楽器がエントリー可能なんです。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 


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