【ピアノで痩せる】ってホント?ピアノの運動量と噂のダイエット効果って?

 

ピアノは痩せられる!

 

こんな噂を耳にしたことはありませんか?

 

実はそれ・・・私もすごく気になっていました。

 

巷ではピアノダイエットなんて言葉も広まっているようですね。

 

さて、それは単なる都市伝説なのか、実はダイエットに効果的なのか・・・?

 

「でもピアノって、座ってるだけでしょ?」

 

「立って弾いてもそんなに運動量いらないんじゃない?」

 

そんな疑問にお答えできるよう、この記事では以下のことについてお話させていただきますね。

 

    • ピアノで使う運動量
    • ピアノと食欲
    • ピアノで痩せられるのか

 

参考にしていただけると嬉しいです♪

 

 

【ピアノで痩せる?】比べてみよう!ピアノで消費するカロリー

 

痩せることの条件として、カロリーを消費することが挙げられますね。

 

ピアノで痩せられるかどうかを知るには、ピアノによるカロリー消費量を知る必要があります。

 

ここではピアノのカロリー消費量を、他の楽器やエクササイズと比べながらお伝えしていきますね♪

 

ピアノのカロリー消費量

さて、まずは一番気になるピアノを弾いた時のカロリー消費量からいきましょう!

 

ピアノのカロリー消費量
  • 年齢 30歳
  • 性別 女性
  • 身長 160 cm
  • 体重 56 kg
  • 運動時間(演奏時間)30分

【カロリー消費量 41 kcal】

引用元:イースマート

 

うーん・・・41 kcalと聞いても、それが多いのか少ないのかなかなかイメージできないかもしれませんね。

 

では他の楽器や歌をうたう場合ではどうでしょうか?

 

他の楽器演奏と歌唱の場合は?

ピアノと同じ検索条件で調べた結果は・・・

 

ドラム 86 kcal
ギター(座る) 30 kcal
歌う(座る) 25 kcal

 

ドラムのカロリー消費量が圧勝ですね!

 

腕も足も動かしながら、時には激しく演奏する楽器なので、カロリーをたくさん消費するのは納得ですね。

 

ギターを座りながら弾くと、ピアノよりも少し低めのカロリー消費量になるわけですね。

 

驚きなのは、意外に座って歌う時のカロリー消費量が少ないことです。

 

カラオケで歌ったりなんかすると、一曲大きな声を出して歌いきるだけでもけっこう疲れちゃうので、もっとカロリーを消費していると思いませんでしたか?

 

ではではその他、スポーツなどエクササイズと比べてどうでしょうか?

 

エクササイズの場合は?

こちらも同条件で検索し、調べた結果ですのでご覧ください♪

 

軽めのウォーキング (1分間に45m歩いた場合) 38 kcal
ヨガ 48 kcal
軽めの水泳 154 kcal

 

水泳が一番カロリーを消費することは、読者様も予想できたのではないでしょうか?

 

ウォーキングの場合、ゆっくり歩くとピアノよりカロリー消費量が低くなるんですね!

 

しかし、ヨガのカロリー消費量がピアノよりほんの少し多いだけとは驚きです。

 

もちろん、ヨガにも色々なプログラムやポーズがあるので、「ヨガ=ピアノと同じくらい」ととらえるのは危険かもしれません。

 

しかし、ピアノも軽めのヨガと比べるなら、同じくらいのカロリー消費量になるとイメージしてみるといいでしょう。

 

ピアノのカロリー消費量を他と比べた結果

比べた結果・・・
  1. 水泳 
  2. ドラム 
  3. ヨガ 
  4. ピアノ 
  5. 軽めのウォーキング 
  6. 座ってギターを弾く 
  7. 座って歌をうたう

 

こうして比べてみると、ピアノもそこそこのカロリー消費量があるのかな?とお分かりいただけますよね。

 

曲の種類によっては多少運動量が上下することも。

 

ゆっくり落ち着いた曲を弾く時はそれほど消費せず、早く激しく弾くような曲の場合、もっとカロリーを消費するかもしれません。

 

座って弾くか、立って弾くかでも変わってきますね。

 

それぞれの楽器やエクササイズも、例えば早く激しく動くようなことをすれば、格段にカロリーを消費しますよね。

 

人それぞれ体重も年齢も違いますし、運動の度合いも様々なので、この結果全てが正しいとは言い切れませんが、あくまで目安として参考にしていただけると嬉しいです♪

 

 

ピアノでいっぱい汗をかくってホント?

 

「汗をたくさんかいたら痩せるんじゃないの?」

 

痩せる=汗をかくという方法でダイエットにチャレンジしている方も多いかもしれませんね。

 

とりわけ運動で汗を流すことが効果的と言われていますね。

 

ではピアノはどうでしょうか?

 

ピアノでかく「汗のタイプ」を検証してみました!

 

緊張や精神的な面から出る汗

ピアノを弾いていると、手に汗を握るような状態になったり、脇汗が気になることってありませんか?

 

そう、緊張するとそのような状態になりやすいですね。

 

これは、緊張汗または精神性発汗と言われます。

 

特に発表会など人前で披露するような場合、一発勝負で録音や録画をする場面など。

 

普段の練習でも、上手く弾こう、ミスをしないようにと意気込みながら練習をしていると、気づかないうちに手や脇に汗をかいているかもしれません。

 

運動量からの汗

ピアノは主に腕と手、そしてペダルを踏むのに足を使う、それだけの運動量だと思われますか?

 

実は、ピアノ講師がオススメする弾き方は、「全身の体幹」を使って弾くことです。

 

「体幹を使う」とはどのようなことなのでしょうか?

 

体幹とは、体の胴体部分、つまり体の軸を表します。

 

体幹がしっかりしていないと、正しい姿勢をキープできず、美しい音色を出すことが難しくなります。

 

プロのピアニストは、その体幹を鍛えるエクササイズを行う人も多いため、それによりたくさんの汗をかいていると言えるでしょう。

 

そして、全身の体幹を使ってピアノを弾けるようになると、それに伴い体が汗をかくこともあるのです。

 

 

ピアニストの食欲

 

ピアニストはお腹が空かない?

 

いえいえ、同じ人間ですから、きっとお腹は空くはずです(笑)。

 

しかし、「コンクールや発表会前に体重が落ちる」ことを体験する人もいるそうなんです!

 

それはなぜなんでしょう?

 

ここではピアノと食欲の関係についてお話していきますね♪

 

お腹が空かないのは練習に集中してる証拠?

「ピアノを弾いている時は、不思議とお腹が減らないんだよね。」

 

え??だったらダイエットに効果的なのでは?と期待してしまいますね!

 

実は、なぜお腹が空かないのかというと、ピアノ演奏をしている最中は、集中して神経を使っているので、脳が空腹に気付かないからなんです。

 

ピアノを弾いている時は、楽譜を見たり、手の動きに意識を集中させたりと他事を考えている余裕がありません。

 

そう、人は意識が何かに向いていない時に、食欲が襲ってきてしまうことがあります。

 

暇な時間にボーっとしていると、「さっき食べたばっかなのにまた何か食べたくなっちゃった・・・。」なんてこともありますよね。

 

もしもピアノを弾いていて、食べることを忘れることがあるのならば、それは読者様がすごく練習に集中している証拠ですね!

 

ピアニストがコンクールや発表会前に「痩せたかも?」と思うのも、練習量が増え食欲へ意識が向かないからかもしれません。

 

かといって、全く何も食べないことはかえって脳の働きをストップさせてしまうので、正しく食事を摂ることは心がけましょう。

 

ピアノと糖分

ピアノを弾いていると甘いものが食べたくなる、という経験はありませんか?

 

それが続いて甘いものばかり食べていると痩せられないんじゃないか・・・と不安に思われる方も多いことでしょう。

 

しかし、糖分は集中力の維持にとっても効果的なので、ピアノ練習の合間に少し糖分を摂ることはオススメされているそうです。

 

ピアノ以外でも、頭をたくさん使った日には、甘いものが食べたくなったりしませんか?

 

実は私もこうして記事を書いている最中には、甘いものが食べたくなってしまいます(笑)。

 

作業を少しストップして、コーヒータイムに甘いものを口にしてみると、集中力がチャージできちゃうのでオススメです♪

 

といっても、大量に食べてしまうと痩せにくくなってしまうだけでなく、脳に悪影響を及ぼしてしまうので適量にしておきましょうね。

 

一度は食べてみたい!ピアノの形をしたケーキもありますよ♪(食べ過ぎに注意!)

ピアノモチーフのお菓子|記念日を彩るピアノケーキおすすめ4選!!

 

ピアノが腕や指痩せに効くってほんと?

 

「ピアノって腕や指をたくさん使うから、腕痩せや指痩せに効果的なんじゃないの?」

 

私もはじめはそんなイメージがありました。

 

実際のところはどうなのでしょうか?

 

実はピアノの正しい弾き方にも関係があることが分かったんです!

 

実はダメな弾き方してませんか?

結論からお伝えすると、ピアノを腕痩せや指痩せ目的では弾いてはならないようです。

 

腕痩せ・指痩せ=たくさん動かして脂肪燃焼

 

このイメージの方が多いと思うのですが、そもそもピアノ演奏に腕や指は力を入れすぎてはいけません。

 

「脱力=余分な力を抜いて楽に弾く」がピアノの美しい音色を奏でるのに重要なキーポイントなのです。

 

大きな力強い音を出す時も、腕や指にいっぱい力を込めてガンガンと鍵盤にたたきつけるような動きはNGです。

 

それよりも、鍵盤を早く短く押すことで強く大きな良い音色が出せるのです。

 

よって、腕痩せや指痩せばかりを意識してしまうと、力が入ってしまって良い演奏ができなくなってしまいます。

 

脱力のアドバイスなら、以下の記事をどうぞ!

ピアノの音色を美しくする指の使い方|脱力とタッチの基本と練習方法

 

力を入れすぎて負担がかかってしまうと、腱鞘炎にもなり兼ねないので要注意です。

 

以下の記事をご覧いただき、辛い腱鞘炎予防に役立ててみて下さいね。

ピアノで腱鞘炎!?予防法と対処法を知って痛みよさらば!!

 

指のむくみ解消には効果的?

腕や指を細くする目的で演奏してはいけないことはお分かりいただけましたね?

 

しかし、実は指は力を入れて演奏しなくても、ピアノ演奏により指をたくさん動かすことでむくみ解消に効果的という意見も。

 

むくみがあると、どうしても指が太く見えるため、ピアノでたくさん指を動かすことで血行が良くなり、指がスッキリするのですね。

 

こちらの記事でも、手軽にできる指から腕にかけてのトレーニングをご紹介しています。

ピアノ弾きの超簡単筋トレ法!!○○は鍛えすぎても逆効果?!

 

結局ピアノで痩せる?痩せない?

 

ピアノで使う運動量やカロリー消費量、食欲などについてお伝えしてまいりました。

 

一言で「痩せる」か「痩せない」かを決定づけるのは難しいかもしれませんが、ある程度の運動量を使ってピアノ演奏をしているということはお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

しかし、ピアノはあくまで演奏を楽しむ目的であって、ダイエット目的で弾くものではありませんよね?

 

それでも、ピアノ練習をする中で痩せる要素は見つかりますね。

 

ピアノで痩せる要素
  • カロリー消費
  • 体幹を使うことによる発汗
  • 集中することでの食欲抑止効果
  • 指のむくみ解消

 

大切なことは、ダイエットを意識しすぎて上手く弾けない可能性があることを知っておくことではないでしょうか?

 

ダイエットを意識しすぎると・・・
  • 糖分を避けすぎると脳に集中力をチャージできない
  • 不必要に運動量を増やそうとして余分な力が入ってしまい、正しい姿勢・弾き方ができない

 

もしも読者様が、「ピアノを弾きながら痩せられたらいいな!」と思っておられるのであれば、たくさん練習することがオススメです♪

 

正しい弾き方で練習し、上達もできてカロリーを消費し、集中している間に食欲を忘れられちゃいますからね!

 

ダイエットを無理に意識しなくても、ピアノに熱中していれば「そういえば痩せたかも?」なんて、自然と気づく日が来るかもしれないですね♪

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。