ff通信3月第1弾♪仮想演奏会奏者nocturnexさんのソロリサイタル!!

 

前回のff通信2月第1弾はこちら

 

こんにちは!大人ピアノを応援する「人生はフォルティッシモ」サイトスタッフのきなこです♪

 

先日開催された2月の仮想演奏会は、楽しんでいただけましたか?

 

今月で仮想演奏会は二周年を迎え、素敵なサロンメンバーの皆様に演奏を披露いただきました!

 

よろしければぜひ、ご覧ください♪

 

 

演奏者インタビューでは、ffサロンのメンバーさんを中心にいろいろなお話を聞いています。

 

仮想演奏会に参加した感想や、ピアノの練習内容、今後の目標などについてです。

 

読者様のピアノライフのヒントにもなると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

今回は、nocturnexさんのソロリサイタルをお送りします!

 

感情表現豊かなノクさんの演奏と、その表現を引き出すヒントをお聞きしました!

 

それではnocturnexさんのリサイタルを最後までお楽しみください♪

 

nocturnexさんのプロフィールをご紹介♪

nocturnexさんのピアノに関するプロフィール情報
  • 4歳のときにピアノを始める
  • 社会人になってから忙しくなりピアノを一旦辞める
  • 仲良くなった友人に影響にされ、10年以上のブランクを経てレッスンを再開

 

・nocturnexさんをもっと知りたい!過去のインタビュー記事はこちらをご覧ください。

>>ff通信4月第1弾♪仮想演奏会奏者nocturnexさんのリサイタル&10回記念インタビュー!≫

 

これまでのインタビュー記事もご紹介させていただいたところで、ここからはnocturnexさんとffスタッフきなこの対談に移ります♪

 

nocturnexさん:SNSでいろいろな方のピアノを聴いていつもどうしたら表情豊かな音が出るのか考えています。難しいですね…。

 

きなこ(スタッフ):表情豊かなピアノ…たしかに、ただ強弱なだけでは出ないものもありますもんね…。

 

でも、nocturnexさんのピアノはすごく表現豊かだなぁと思って聞かせていただいていますよ!

 

SNSでこの人表現力すごいな!目指したいな!と思った方は、いらっしゃいますか?

 

nocturnexさん:May(@miroir_mss)さんです。

 

あんまり投稿されていないんですけど、おしゃれだなぁと思ってすごく素敵って思いました。

 

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May(@miroir__mss)がシェアした投稿


引用:Instagram

 

きなこ(スタッフ):おお!ありがとうございます!

 

たしかに、情景が透き通って見えるような演奏ですね…!

 

nocturnexさんは以前のインタビューで、「泣きの演奏」を目指しているとお話ししてくださいましたね!

 

「泣きの演奏」に向けて、今取り組んでいらっしゃることはありますか??

 

nocturnexさん:やらなければいけないと思っているんですけど、実はできていないです。

 

テニスボールを握ったり、離したりして手を鍛えるように言われています。

 

どう弾いたらどういう音が出るかとかよく音を聞くようにとかですね。

 

なかなか思うようにはいきません。

 

きなこ(スタッフ):そうだったのですね…!物理的なトレーニングは、ちょっとハードルも高いですしね。

 

よく音を聞いてイメージするのも、表現力を高めるのに大事なことだと思います!

 

最近はどんな曲を練習されていますか?

 

nocturnexさん:ショパンのマズルカが多いです。

 

マズルカも奥が深いんです。

 

きなこ(スタッフ):そうなんですね!

 

マズルカ、仮想演奏会でも披露いただいている曲ですね♪

 

どんなところに奥の深さを感じますか?

 

nocturnexさん:マズルカはポーランドの3つの踊りマズールとオベレクとクラヴィアークを組み合わせて作られたそうなんです。

 

マズールは農民の間で踊られていて、3拍目にアクセントがきます。それが掛け声になっていたんだとか。

 

オベレクは速い踊り、クラヴィアークはゆっくりな踊りです。

 

1曲の中で展開しているのは組み合わせがあるからだそうです。

 

3拍子で癖で1拍目にアクセントをつけてしまうとワルツになってしまう。と言われました。

 

ショパンは日記のようにマズルカを書いていて、全部で58曲なんですよね。

 

どういう状態にあったのか調べたら、もっと上手く弾けるかもって思います。

 

いろいろ先生が教えてくれるんですけど、右から左に抜けてしまう事が多くてもっと真剣に聞かないといけないです。

 

きなこ(スタッフ):マズルカを日記のように書いていたとは…だからこんなに種類が多いのですね!

 

情報が多いと全て吸収して表現するのは難しいですよね。

 

同じ三拍子でもアクセントの違いでワルツになってしまう…。

 

たしかに…マズルカとワルツでは雰囲気は異なりますね。

 

それをピアノでしっかり表現を分けるのは意識しないと思うようにいかない感じがします。

 

nocturnexさんは流行りの曲にも敏感な印象がありますが、最近の話題の曲で弾いてみたいと思っている曲などはありますか??

 

nocturnexさん:優里さんの「ドライフラワー」とか良いなぁと思います。

 

キティちゃんのYouTubeをよく見ていて、金子みすゞさんの詞で「私と小鳥と鈴と」が良いです。

引用:YouTube

 

でも楽譜が無くて自分で音を取るのは大変ですね。

 

何かいい方法はないかと思っています。

 

きなこ(スタッフ):ドライフラワー、たしかにピアノが映えそうでいいですね!

 

キティちゃんのYouTube?!失礼ながら知りませんでした…!

 

「私と小鳥と鈴と」、優しくて温かいメロディが素敵です。

 

たしかに耳コピは大変ですよね…!

 

耳コピアプリなどでどうにかならないのでしょうかね…?

 

読者様、もしなにかいい方法があったら是非教えてください!(笑)

 

ffピアニストnocturnexさん♪オンラインリサイタル開催

 

さて、いよいよnocturnexさんのソロリサイタルのスタートです♪

 

今回は、こちらの3曲を演奏してくださいます。

 

  1. ショパン マズルカ OP.24-4
  2. Midnight Swan
  3. ショパン ワルツ14番

 

それぞれの曲について、選曲の理由やエピソード、裏話についてお話を聞きました。

 

動画を再生し演奏を聴きながら、インタビュー内容を合わせてお楽しみください♪

 

ショパン マズルカ OP.24-4

 

きなこ(スタッフ):1曲目は、冒頭のお話でも登場した「ショパン マズルカ OP.24-4」です。

 

1月、2月と続けて仮想演奏会で披露いただいた曲ですね♪

 

この曲を選定いただいた理由をお伺いできますでしょうか?

 

nocturnexさん:マズルカは今本当に練習していて、発表会で弾く予定の曲なので選びました。

 

きなこ(スタッフ):2月に披露していただいたこの動画でもかなり洗練された、素晴らしい演奏を披露いただきましたが、また今はまたさらにレベルアップした演奏になっていそうですね…!

 

2月の演奏会では、1月よりも、とくに主旋律部分がよりクリアに聴こえるようになり、1つの音楽としての完成度が高まったように感じました!

 

今は、どんなところをさらに磨かれているのでしょうか?

 

nocturnexさん:教室の先生からは、最後のコーダをもっとどう弾くか考えるように、言われています。

 

最後特に左手の和音が5個続きますが、5個目の音、楽譜上は全く違いますが、同じ音なんです。

 

 

どうしてこういう書き方をしたのか、何か特別な意味があるんでしょうね。

 

この謎は何か?と考え出すと面白いです。

 

きなこ(スタッフ):最後のコーダを考えて弾け…なるほど。

 

nocturnexさんの中の考察があったりしますか?

 

nocturnexさん:ちらっと先生に言われたのが、ショパン自身が自分の人生が長くないことを予感していたのではないかということです。

 

参考にしている動画のレッスンでは、この曲の悲しさと寂しさを体全体で表現するように!でした。

 

先程の5つの左手の和音が続いた後かなり長い休符を入れるように言っていて、その時にこれまでの出来事が走馬灯のように流れて、それから深い眠りに落ちてそのまま消えていくとか…
今思いつきました。

 

きなこ(スタッフ):人生の終わりの予感を表現するような感じ、ですね。

 

確かに、そう考えるとまた曲の印象が違って聞こえますね…!

 

マズルカは発表会で演奏されるとのことですが、人前で演奏するのはどうしても緊張してしまいますよね…。

 

nocturnexさんの緊張解消法などあればぜひお聞きしたいです…!

 

nocturnexさん:緊張解消法ですか?

 

それは私も知りたいです!!(笑)

 

ピアノは手も足もガタガタ震えながら弾いてます。

 

バレエの発表会は平気なんですけどね…。

 

不思議ですね…。

 

手の合谷のツボを押して、深呼吸するといいと聞いたことがあります。

 

ただ最初は平気でも弾いている間に、だんだん緊張してくる事もありますからね…。

 

きなこ(スタッフ):そうですよね〜…!

 

ピアノは練習のときと本番で状況がかなり変わりますし、緊張しやすいのかもそれないですね。

 

ツボ情報もありがとうございます!!

 

緊張に負けず、ぜひ発表会楽しんでくださいね♪

 

Midnight Swan


 

きなこ(スタッフ):2曲目は、「Midnight Swan」です。

 

映画『ミッドナイトスワン』は、バレエを題材とした映画で話題となっていましたね!

 

この曲を選曲いただいた理由をお伺いしても良いでしょうか?

 

nocturnexさん:びっくりしたのですが「Midnight Swan」は、私の動画の中でこれだけ再生回数が1000回超えていました

 

100回超えるのも難しいので。

 

きなこ(スタッフ):なんと!すごいですね!

 

nocturnexさんの演奏はとても気持ちが入っていて、映画とリンクしているように感じるので、再生回数が多いのも納得です。

 

改めて、この演奏に込めた想いなどお聞かせいただけますでしょうか?

 

nocturnexさん:すごくストーリーが衝撃的な映画でした。

 

どうしようもない理由で社会に適応できなくて、弱い立場になってしまう人たちから目を背けてはいけないのではないか、みたいな事を映画を観たあとすごく考えてしまって…。

 

でもどうすることもできなくて…。

 

そういう事を思うと音楽がすごく哀しく響いてくると思っていました。

 

きなこ(スタッフ):映画は衝撃的でしたね…。

 

私もバレエ目当てに拝見しましたが、観た後しばらく鈍い余韻が残ったのを覚えてます。

 

演奏では、ノクさんの心情が繊細なタッチにとても表れていますね!

 

先ほど少しお話しに出てきましたが、nocturnexさんもバレエを習われているのですよね!

 

バレエとピアノは、通ずるものがありますか?

 

nocturnexさん:何か誰かの心に訴えることができたらと思うところは、ピアノもバレエもしているところが通じているかもしれません。

 

きなこ(スタッフ):たしかに、そうですね。

 

ピアノもバレエも、表現方法は違えど感性に訴えかける芸術ですよね…。

 

誰かの心に訴えるにも、気持ちだけでなく、それを伝える技術や訓練は必要だと思うのですが、特にどんなところを意識されていますか?

 

nocturnexさん:ピアノは子供の頃から弾いていて、バレエは大人から始めました。

 

バレエは順番覚えるのも何をするにも考えますが、ピアノは楽譜があればなんとなく弾けてしまうところがあります。

 

それが、子供から始めたことと、大人から始めたことの違いだと思っていました。

 

でも、ピアノを考えて弾かないといけないと言われて、まず何を考えるのかと思って、禅問答のようでした

 

具体的な考えた方は、今の先生が初めて言ってくれたように思います。

 

例えば、ピアノを弾くとき、どうしても親指側が強いので、内声が大きくなってしまうんです。

 

あと、低音の方が大きくなってしまうので、左手を少し弱めに弾くとか。

 

当たり前なことですが、気分でなんとなく弾いていただけでは、できていないことがわかりました。

 

きなこ(スタッフ):そうなんですね。

 

きっと、感覚で弾けていたといのはノクさんの先天的なセンスもあるのだろうな、と思うのですが、改めて考えて弾く、というのはだからこそ難しいところがありますよね。

 

それを、具体的に教えてくださる先生に出会えたのは、とても素敵な出会いのように感じます!

 

バレエを始められて、ピアノに活かされてるな、と思うところなどはありますか?

 

nocturnexさん:もともとそれほど体幹がしっかりしていないので、体幹が少し強くなったと思います。

 

フォルテもお腹に力を入れて!と言われても、全然できなかったのが今はできるようになりました

 

きなこ(スタッフ):おお、ピアノでも体を鍛えることは重要なのですね…!

 

相乗効果でどちらもレベルアップすることができそうで、いいですね♪

 

バレエ音楽でこういうの弾いてみたい、とか、逆にピアノのこの曲で踊ってみたい…というのはあったりしますか?

 

nocturnexさん:好きな曲なので楽譜があれば弾きたい曲は白鳥の湖の第1幕のワルツです。

 

踊ってみたいのは、ショパンのノクターンです。

 

17番とかオシャレかもと思います。

 

きなこ(スタッフ):お!いいですね!

 

どちらも素敵で、夢が広がりますね〜!

 

ぜひこれからもバレエとピアノの相互作用を、楽しんでください!

 

nocturnexさん:ありがとうございます!

 

ショパン ワルツ14番

 

きなこ(スタッフ):最後の曲は、「ショパン ワルツ14番」は、仮想演奏会の一周年企画で披露いただいたものですね!

 

初めて仮想演奏会に参加された際に強烈なインパクトがあって…とお聞きしていますが、また、ノクさんのスピーディーで迫力のある演奏に、衝撃を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

こちらの曲の選定理由をお伺いしてもよいでしょうか?

 

nocturnexさん:初めて仮想演奏会に参加した時に、この曲を弾いている方がいらして、今リサイタルもされている方なので、次元が違いますが、ものすごく迫ってくるものがあって衝撃を受けました。

 

華麗な曲ですね。

 

すごくかっこいいというか…。

 

ただ最後がアルペジオで激しく終わるので、気が抜けないし、間違えやすくて難しかったです。

 

最初の右手の音のように装飾音がたくさん出てくるのですが、私は拍の前につけていたのですが、装飾音と拍を一緒に左手と同時に弾くように言われて、それを直すのに苦労しました。

 

 

この形が音が変わって3回続くのですが、「ホケキョ!」と3回聞こえると笑える話になっているんです。

 

聴き直して見るとちょっと雑かなぁと思ってしまいます。

 

またしばらくして弾きたいと思っています。

 

きなこ(スタッフ):すごく勢いがあって、聞き応えのある曲ですよね♪

 

ホケキョは面白いですね!(笑)

 

スピーディーで最後まで変化が激しい楽曲ですが、このような速さがある曲を弾く時のコツとかってありますか?

 

nocturnexさん:コツというか元々ゆっくりな曲が苦手なんです。

 

ソナタも大体2楽章がゆっくりですが、とにかくそれが下手でした。

 

どんどん早くなるのが悪い癖で、あなたのピアノは放し飼いにした犬みたいでコントロールが効かない、と言われています。

 

さすがにアルペジオはハノンのようにリズムを変えたりして練習しました

 

あとは私が激情型なのでその時の気分で弾いています。

 

それが良いとは言えないと思います…。

 

きなこ(スタッフ):そうなのですね!

 

では、nocturnexさんの性に合っている曲なのかもしれないですね…!

 

速い曲はどの指でどこを弾く…みたいなものが体に染みついてないと難しいと思うのですが、それがノクさんの体にはしっかり染みついている、ということなのでしょうね。

 

リズムを変えて練習されていた、とのことですが、 リズムを変えて弾けるようになると、やはり指の動きがスムーズになるのでしょうか?

 

nocturnexさん:リズム練習をすると指が鍵盤でどの音を弾くかを覚えて、はずしにくくなると思います。

 

指の動きもスムーズになりますよね♪

 

きなこ(スタッフ):なるほどですね! ただ同じテンポで繰り返し弾くだけでなく、変化をつけることで、脳と手を両方使えって覚えられそうな感じがしますね。

 

激情型のノクさんが、ぜひ思いっきり感情をのせた演奏をお聞きできるのも、楽しみにしています…!

 

nocturnexさん:ありがとうございます。

 

*  *  *

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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