ff通信1月第4弾♪ししーさんに仮想演奏会5回記念インタビュー!!

 

>>前回のff通信1月第3弾はこちら

 

こんにちは!人生はffの管理人、丸田カナです♪

 

新しい年を迎えてなお、コロナウィルスがまだまだ猛威を振るい、外出時も感染対策に油断のできない状況が続いていますね。

 

日々のストレスも溜まりやすいかと思いますが、ぜひピアノを弾いてリフレッシュしてみてくださいね!

 

さて、今月1月の仮想演奏会は皆さんもうご覧になりましたか?

 

年末年始を挟んだお忙しい時期にもかかわらず、今月も26名という多くの方にご参加いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

まだご覧になられていない方は、こちらからぜひ皆様の演奏をお聴きください♪

 

 

そして今回は、11月の演奏会で記念すべき5回目のご参加となったししーさんにインタビューをさせて頂きました!

 

ししーさんは小さいころからピアノを習い、一時期ブランクもあったとのことですが、数年前にまたピアノを再開され、仮想演奏会でもクラシックなどの楽曲を表現豊かに披露してくださっています。

 

こちらのインタビュー記事では、ししーさんのご経歴や初回参加時のご感想をお聴きしているので、ぜひ併せてお読みくださいね。

 

 

ししーさんに、仮想演奏会5回記念インタビュー!

 

まずは今回のししーさんの演奏を改めてお聴きください♪

 

11月仮想演奏会のししーさんの演奏
演奏曲 組曲「スペイン」より前奏曲op.165-1
メッセージ 今年に入ってから、たくさんの曲を知る目的で、1ヶ月1曲挑戦に取り組んでいます。

譜読みにそこまで時間のかからない初級の名曲集から、先月はアルベニスの前奏曲を練習していました。

スペインものは初めてで、今までで弾いたことのない雰囲気の曲だったのでイメージが掴めず、曲の世界に入ってというより、自分の弾きたいように弾いてしまいました(^ω^;)

こういう弾き方で良いのか今でも悩んでいますが、曲自体はとても綺麗な響きなので大好きになりました♪

 

異国の雰囲気を感じるような、とても味わい深い演奏ですね♪

 

トリルや中盤の滑らかな運指で奏でられる細かい動きのメロディーもとても美しいです!

 

リズムや間の取り方も絶妙で、楽曲の世界観に浸って聴き惚れてしまいます。

 

ししーさんの美しくて世界観のある演奏の秘訣や、これまでの演奏会を振り返ってのご感想を伺っていきましょう!

 

Q1.今回のエントリー曲に込められた想い

 

カナ:今回、組曲「スペイン」からの楽曲を演奏していただき、独特な世界観をししーさんの美しい音色で表現されていてとても素敵でした!

 

今回の演奏の感想や、練習する中で苦労された点について教えてください♪

 

ししーさん:とても嬉しい感想をありがとうございます!

 

今回の演奏で感じたことは、(当然といえば当然なのですが)自分の全くイメージしたこのない世界観の曲がまだまだいっぱいあるということです。

 

なので、そこがそのまま苦労する点に繋がりました。

 

イメージのつかない曲を、果たしてどのように演奏すればいいのか?というように…。

 

あと、この曲に関していえば、ピアニストによる演奏がYouTubeなどでもほとんど見当たらなかったので、参考音源が少なかったことも難しいと感じる点でしたね。

 

結局練習期間を1ヶ月と決めていたこともあり、最終的には自分の弾きたいように弾いてしまいましたが。(汗)

 

カナ:イメージのつかない曲というのは、どのような表現したらいいのか分からず難しいですね。

 

その中でもししーさんの演奏は独特の雰囲気があって、とても印象的でした♪

 

演奏会のコメントでも、1ヶ月1曲チャレンジをされているとおっしゃっていましたね。

 

私は譜読みなどが遅いのでとても尊敬します!

 

1ヶ月1曲チャレンジをされての成果や、譜読みを早く行うコツなどがあれば教えてください。

 

 

ししーさん:私も譜読みが特に早くできるわけではないほうだと思います。

 

1ヶ月1曲も、初級の曲集から短いのばかり選んでいますし…。

 

コツと言えるかどうか分かりませんが、一気に譜読みを進めると、結局最後にたどり着いたときに最初の方を忘れていることが私の場合多いです。

 

なので場面ごとに、もしくはさらに細かくフレーズごとに楽譜を区切って、一つ一つの区切りがきちんと覚えられてからしか次のフレーズに譜読みを進めてはいけない、みたいなルールを作って譜読みを進めることはあります。

 

毎回ではないですが…。

 

そうすると、最後にたどり着くまでの時間は長いですが、譜読み完了した時点で、ほぼ暗譜までできていることも多いように感じます。

 

カナ:一つのフレーズごとに完全に覚えて譜読みを進めていくのですね!

 

後半練習すると前半をまた忘れてしまうことは私も良くあります。

 

譜読みが完了した時点で暗譜までできているのはすごいですね!

 

私もぜひ参考にさせて頂きたいです。

 

練習の方法について、以前のインタビュー記事で朝練されているとお話されていましたが、現在も行われていますか?

 

朝練での効果なども聞かせていただけると嬉しいです♪

 

 

ししーさん:暗譜ができるかどうかは曲との相性にもよりますが…(汗)

 

バッハのインベンションも、どれだけ必死に弾いて覚えようとしても暗譜しきれなかった番号とかありましたし。

 

朝練は今も続けています。

 

効果は…正直、演奏に出ているのかどうか自分では分からないです。

 

朝練の効果というより、ハノンの弾き方をいろいろ工夫したことの効果で、指の暴れ具合が少し軽減されたくらいでしょうか…。

 

ただ、特に疲れが残っていなければ、休みの日でも朝起きる習慣はばっちりついたように思います。(笑)

 

カナ:曲との相性、なぜか全然暗譜できない曲ってありますよね。

 

朝練、継続されているのですね!

 

弾き方を工夫して課題を改善されていることも努力の積み重ねの結果ですね。

 

朝練で早起きできると、休みの日も一日が有意義に過ごせそうです♪

 

Q2.今までの演奏会を振り返って

 

カナ:次に、今までの演奏会を振り返ってお聞きしたいのですが、1回目のご参加の時の「粉雪」や、3回目のご参加の時の「ロマンス」など、曲の中の情景や雰囲気をとても大切にされて弾かれているように感じました!

 

練習する上で意識された点や、曲に込められた思いなどをぜひ聞かせてください。

 

ししーさん:そんな風に思っていただけてとても嬉しいです♪

 

練習する上での意識ですか…。

 

例えば粉雪の時は、最初はタイトルから「キラキラと舞う雪」だけをイメージしていましたが、中間部の和音の響きが、キレイなだけでなくずっと降り続けて不安を煽る雪のようなイメージにも繋がりました。

 

吹雪とまではいかないけど、風に煽られて強くなったり弱まったり、いつ止むのか先が見えないような感じです。

 

そのイメージが浮かんだ時から、テーマ部分の右手のスタッカートも、ただキラキラとしたイメージで弾くのではなく、綺麗だけどひたすらしんしんと降り積もるような粉雪をイメージしていました。

 

粉雪で話が長くなりましたが、ロマンスと今回の前奏曲はどちらかと言えば明確なイメージを掴みきれなかった曲なので、「どんな音色がこの曲に合うのかな?」と色々考えながら練習していたように思います。

 

ロマンスはそこに先生のアドバイスも入っていますが、今回の演奏はある意味、他の誰のイメージにも染まっていない、「100%私自身」っていう演奏になっているのではないかと思います♪

 

カナ:確かに雪景色もキラキラと美しいだけでなく薄暗くて不安になったりしますが、そういった部分までイメージして弾かれていたのですね!

 

スタッカートで雪の降り積もる情景を表現されるなど、丁寧に表情付けを行うことで聴いていてもその情景が伝わってくるようでした。

 

「100%私自身の演奏」って素敵ですね!

 

アドバイスや既存の演奏を参考にすることも大切ですが、曲に合う音色や表現を模索して弾かれた演奏は、より奏者の意思を感じるような気がします。

 

Q3.「弾きたくて弾いているのか?」という葛藤、心境の変化

 

カナ:次に前回のインタビュー記事で気になったことなのですが、「壁にぶつかったことはありますか?」という質問に対して、「弾きたくて弾けているのか?」という葛藤について語られていたことが、私もとても共感した点でした。

 

しかし、ししーさんのハノンでご参加くださった演奏や、お一人での連弾の演奏を聴いて、練習の中での楽しみを見出していたり、一人連弾という楽しみを見出していたりしたのがとても印象的でした。

 

前回インタビュー時から、その点に関しての心情の変化などはありましたか?

 

ししーさん:そんな葛藤のことも話していましたね。(汗)

 

今は逆に、四六時中弾いていたいという気持ちでいっぱいです♪

 

確かこの演奏会にハノンで参加する前に、Twitterでお知り合いになった方と2台ピアノ(クラシックではないですが)をさせて頂けることになって、初合わせした瞬間からもう弾きたくて弾きたくて仕方ないという状態に…。

 

その演奏のためにトレモロ練習が必要になり、ハノン60番を練習していました。

 

一人連弾も、同じくTwitter上でつながりのある方々がリモートや一人アンサンブルなどをされていて、面白そうだから自分もやってみようかな?と思って挑戦してみました♪

 

自分の演奏に自分が合わせるというのも、弾き方が分かっているから簡単そうに感じましたが、やってみると案外大変で、でもそこが面白い点でもありました。

 

カナ:そうなのですね!

 

一人でコツコツと練習が必要なピアノですが、2台ピアノで誰かと合わせるのは難しさもある一方とても楽しいですよね♪

 

基礎練習も誰かと演奏をするためと思うと、よりモチベーションが上がりますね。

 

最近はコロナの影響もあり、リモートや一人アンサンブルをされている方をよく見るようになりました。

 

誰かと一緒に弾くことや、SNSで色々なピアノ演奏の形を見つけて、ピアノを弾くことをまた楽しめるようになったのですね!

 

 

一人連弾は人と合わせて練習するわけではないので練習が難しそうですよね。

 

練習をどのようにされたのか気になっていたのですが、合わせるのに苦労された点などはありましたか?

 

ししーさん:一人でアンサンブルなんて、まったく思いつかない発想でした!

 

Twitterで繋がっている方々に感謝です。

 

一人連弾の際、工夫と言えることはおそらくやってないんじゃないかなぁと思います。

 

休符が少なめだったり、ロングトーンが少なめだったり、とにかく拍をきっちり取りやすいほうのパートから練習して、それを録音したものを聴きながら別パートを合わせる練習をしていました。

 

ただ、ベースとなるパートのテンポが多少乱れていても、それだけを聴く時や合わせ練習の時にはあまり気にならなくて、2パートの録音編集で合わせてみて初めて「こんなにテンポ乱れてたの!?」って思うことが良くあります。(笑)

 

するとまたベースパートの方から録音し直しで、その録音にまた別パートの録音を合わせる練習をして…と、ひたすらその繰り返しです。

 

メトロノームに合わせながら弾くのが一番手っ取り早い方法ですが、そうすると自然な流れが遮られるというか、人間らしい演奏から少し離れるような感じがするので、練習時はメトロノームを使っても、録音の時には使わないようにしています。

 

カナ:なるほど、合わせやすいパートから固めていったのですね!

 

ベースパートを録音してそれにもう一つのパートを合わせていく練習、何度も録音と練習を繰り返されたのは大変そうです。

 

しかし、録音して客観的に聞くことで、小さなズレなども改善できたのですね。

 

録音時はメトロノームを使わずに弾かれているのですね!

 

確かにメトロノームを使うと、テンポは一定に保てても無機質な演奏になってしまう気がしますね。

 

臨場感があってウキウキするような演奏でしたが、そいった雰囲気も細部へのこだわりから生まれているのですね♪

 

Q4.今回の演奏会で気になった参加者の方

 

カナ:次に今回の仮想演奏会で気になった参加者の方がいらっしゃったら教えてください。

 

ししーさん:演奏で気になった、とは少し違うのですが…。

 

「From the edge」を演奏されたnocturnexさんが、梶浦由記さんの同級生だということで、「えっ!!??お話してみたい…」って思いました!

 

もちろん、演奏も迫力があってすごくカッコよく、思わず聴き惚れてしまいましたが…♪

 

私も梶浦由記さんの独特な世界観が好きで、お気に入りの曲がいくつかあります。

 

そのなかに一つ、ピアノソロ用の楽譜はおそらく出てないんですけど、どうしても弾けるようになりたい曲があって、アレンジに挑戦したこともあるくらいです。

 

私も梶浦由記さんの楽曲のどれかでいつかここの演奏会に参加したいなあ、と思いました♪

 

カナ:梶浦由記さんの楽曲、お好きなのですね!

 

nocturnexさんの演奏も本当にカッコ良かったですが、梶浦由記さんと同級生だったというエピソードにもとても驚きました。

 

私は今まで梶浦由記さんの楽曲を意識して聞いたことがなかったのですが、今回他の曲も改めて聞いてみて、素敵な曲ばかりでもっといろんな曲を聴いてみたいと思いました。

 

ご自身でピアノソロ用のアレンジに挑戦されるほどお気に入りの曲があったのですね♪

 

アレンジは大変そうですが、ご自身でアレンジして弾けるようになった曲は達成感も大きいですね。

 

梶浦由記さんの楽曲で演奏会にご参加いただけること、楽しみにしています!

 

Q5.今後の目標や、発表会などのご予定

 

カナ:最後に今後の目標や、発表会などのご予定があれば教えてください。

 

ししーさん:2月に大人だけで行われる発表会「バレンタインコンサート」があり、それはパルムグレンの粉雪で出る予定です。

 

また来年夏には、ベートーヴェンの悲愴第1楽章で発表会に出ることが決まっており、細かい指導を受けているところです♪

 

目標としては、どうしても本番に弱く、今までノーミスは無理にしても、ノンストップで弾き切れたことさえほんのわずかなので、せめて止まらずに弾きたいと思っています。

 

カナ:バレンタインコンサートでのししーさんの演奏、きっと素敵でしょうね♪

 

来年の夏に発表会があるのですね!

 

中止や延期になっていた発表会やコンサートなども、徐々に行われるようになってきて嬉しいですね。

 

発表会のための練習は大変と思いますが、もし余裕があれば仮想演奏会でもベートーヴェンの悲愴をお聴きできると嬉しいです。

 

 

発表会の本番、緊張しますよね。

 

私も良く出番前から手が震えてしまっていました。(汗)

 

ししーさんの本番での演奏が満足できるものになること、祈っています♪

 

ししーさん、今回はインタビューにご協力いただき、本当にありがとうございました!

 

「仮想演奏会」で自分らしいピアノの楽しみ方を見つけよう♪

 

楽曲の雰囲気を大切にされて、どの曲も表現豊かに奏でられているししーさん。

 

今回インタビューをさせて頂いて、練習曲にとてもこだわりを持って練習されていること、朝練や1ヶ月1曲チャレンジ、ハノンの練習をコツコツと継続される中で課題に取り組まれていることが、ししーさんの豊かな演奏を作り上げているのだなあと感じました。

 

そして一時期はピアノの練習を楽しめているかと悩まれている時期もあった中で、2台ピアノでの演奏や、一人連弾などの新しいピアノの楽しみ方を見つけられた、というお話はとても興味深かったです。

 

私も「ピアノや音楽が大好きなはずなのにどうしても練習のモチベーションが上がらない」ということがありますが、そういう時はまた違った視点でピアノと向き合うことも良いことですね!

 

楽しみを持って練習することが何よりも大切なことだと改めて思いました♪

 

 

ししーさんは一人連弾でも仮想演奏会に参加してくださっていましたが、そういった形で参加していただけるのもオンラインで開催される仮想演奏会ならではですよね。

 

仮想演奏会ではクラシックやポピュラー音楽などどんなジャンルの曲でも参加でき、自分の表現したい演奏を視聴者の方にお聞きいただくことができます。

 

皆さんもぜひ仮想演奏会へ参加して、自分らしいピアノの楽しみ方を見つけてみませんか?

 

また、現在仮想演奏会だけでなく、一周年企画「仮想演奏会を弾いてみた」「えんとつ町のプペル特別企画」の2つのイベントも同時に開催しています。

 

 

こちらもエントリー受付中ですので、ぜひご参加いただけると嬉しいです!

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

 

 

 


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